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山口さんの山ぶどうジュース

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2023年度産の山葡萄ジュースが届きました!
びっくりするほど美味しい!山ぶどうのストレート果汁100%。濃厚な天然ジュース。
「たますぽおろぎ」とは、岩手県北三陸地方の方言で「びっくりした」「魂が飛び出るほど」という驚きの言葉です。野田村産の三種類の山葡萄をブレンドするとびっくりするほど美味しいジュースになりました。ストレートで、サイダー等で割って、氷を入れてのオンザロックでも、お好みのスタイルでお召し上がり下さい。

■【内容量】500ml
■【原材料】山葡萄(岩手県)
■【生産者】山葡萄農園「Lu.cultiver」山口光司(岩手県九戸郡野田村)
◇ストレート果汁100%
◇化学肥料:栽培期間中不使用
◇農薬の使用は、慣行栽培の半分以下に抑えています。

◇山ぶどうについて
山ぶどうは日本原産で、縄文時代前期から山野に自生していました。鉄分を多く含み、滋養強壮、貧血改善、疲労回復にきくので、昔から産前産後の女性へのお見舞いに持参したそうです。ポリフェノールは、一般的なぶどうの数倍も含まれます。日々の生活に、ぜひ取り入れてみてください。


◇野田村・山葡萄プロジェクト〜受け継がれる地域の宝〜
2011年3月11日に起きた東日本大震災の支援で宮城県と岩手県を走り回っていた頃、岩手県北部の野田村とご縁ができました。2013年11月、海水を薪で炊く製塩法の「のだ塩」を椿油のコスメ「クーネ」に使用したいと訪ね、快諾していただきましたが、同時に野田村特産の山葡萄の販路開拓を頼まれました。品質の優れた素晴らしい山葡萄ですが販路が減少しているため農家さんが廃業の危機にあること、農家さんの多くが満蒙開拓団で戦後ようやく引揚げたものの故郷に戻れず、野田村の原野に入植してご苦労を重ねられた方達であることを知り、「野田村山葡萄プロジェクト」を立ち上げ、ワイナリー開設をメインに活動を開始しました。ワイナリーを応援してくださるサポート会員募集、ワイナリーの担い手を山梨と長野のワイナリーに案内、専門家を招いて山葡萄畑を見て助言をいただく等々、様々な支援活動をし、2016年10月の「涼海の丘ワイナリー」オープンと事業開始を見守りました。

年に数回、岩手や宮城の被災各地を支援するためにボランティアを募りツアーを実施してきましたが、そのツアーに参加した学生の中に山口光司さんがいらっしゃいました。山口さんは卒業を前に進むべき道を探し、三陸の水産加工会社にインターンで入ったものの馴染めず悩んでいる様子でした。山口さんには農業の方が向いているのではないかと思い、丁度、野田村が地域おこし協力隊員を募集しているのですすめてみました。現地を訪問した山口さんから「野田村で頑張ります!」という連絡が届きました。

「野田村山葡萄プロジェクト」は復興の支援活動のため、ワイナリーができ、山葡萄の確かな販路ができた農家さん達が喜んでくださっているのを見届けて終了しました。後を引き継いでくださった山口さんをこれからは力一杯応援します!
(文・土屋春代)

◇山葡萄農家の岩山さん(中央)
山葡萄の販売が思わしくなくなっても、ずっと山葡萄一筋に丹精込めて手入れを続けてこられました。それほど山葡萄が好きだったのです。村にワイナリーができて採算のとれる価格で引き取られるようになってからは、新しい種類の山葡萄を植えたい!もっと木を増やしたい!と、とても意欲的でした。手入れの指導をしながら山口さん(左)を見詰める眼差しは温かく、後継者ができた喜びに満ちていました。まさにこれから岩山さんのご苦労が報われようとしていました。しかし、2019年6月帰らぬ人となりました。


◇山口さんからのメッセージ
2022.2月
お世話になっております。2021年の3月まで野田村の地域おこし協力隊として活動していました山口です。任期終了後は、山葡萄の畑をお借りしながら、のだ塩工房、養豚のバイトなどをして生活をしています。
去年の山葡萄は、ぶどうの病気や虫の被害を受けた農家さんが多く厳しい年だったと思います。自分がお借りしている畑も8月中旬までは農薬をかけずに栽培することが出来たのですがお盆の長雨が続いたあとの気温の急な上昇で病気が多発し収量が一昨年の半分以下になりました。前回、販売させて頂いたジュースは、岩山さんの畑の「野村系」だけで搾り、好評頂いていたのですが、ジュースを搾るのに必要な葡萄を「野村系」だけで賄うことが難しくなってしまい品種をブレンドさせて頂く結果になりました。去年の味を楽しみにして下さっていた方には申し訳ありません。来年以降ジュースの原料のコントロールが出来るよう試行錯誤していきます。今年のジュースは、お借りしている小野寺さんの畑からとれた「野村系」「平谷系」、渡辺さんの畑からとれた「葛巻系」3種の山葡萄のブレンドです。
「野村系」特有のフルーティーさが少なく、代わりに果汁の色が濃くにごりがある濃厚な味わいになっています。複雑みのある香りになったため食事と合わせ炭酸で薄めてノンアルコールワインとして使って頂くのも良いかと思います。
就農して初めての年での失敗は3年の経験で培った技術がまだまだ未熟であったことを恥じることが出来る良い教訓になりました。これからは、効率性や経営重視の農業の考え方では採算が合わずに、なり手が少ないようなマイナーな品種作物の栽培に挑戦している各地の生産者の方々とつながり、お互いの実践を学びながら知恵をつけて生き残っていければと思っています。まず自分が続けられるよう、農薬散布を減らしながら良質な山葡萄を栽培出来るよう、頑張っていきたいです。野田村の山葡萄を今後ともどうぞよろしくお願いします。

野田村地域おこし協力隊を経て、山葡萄農園「Lu.cultiver」経営
山口光司





2021.1月
野田村地域おこし協力隊として活動しています山口光司と申します。ジュースのご紹介をさせて頂けること大変ありがたいです。
2020年、コロナ不況の影響で出荷が出来ず、廃棄せざるを得ない山葡萄が多量に出ました。棄てずに何とか活用出来ないかと、村内のジュースの加工施設をご厚意でお借りして加工をさせて頂きました。
山葡萄は、日本原産の固定種です。希少なものですが一房にとれる重量も少なく、販路が限られることや収穫、選果の人件費がかかり過ぎることによる収益率の低さから生産する農家も少ないのが現状です。しかし、収穫時期や品種によって多様に味が変化し、加工方法によってもさらに変化するため他の葡萄にはない高い可能性を秘めていると確信しています。
今回のジュースは、岩山さんの畑でとれた野村系という甘さの強い山葡萄を低糖度の時期、高糖度の時期と2回に分けて収穫したものを使用しています。ブレンドの比率や、加熱し、灰汁と澱をろ過するなど調整を重ねて納得のいく味になるまで何度も試行錯誤してつくりました。
ご贈答用としても「お祝い事といえば野田村の山葡萄ジュース」と言っていただけるような製品を毎年、改良を重ねてつくりたいと思っています。
震災から今年で10年の節目の年となり、野田村も野田村の山葡萄生産も大きな転換期を迎えていると思います。今まで野田村につながってこられた方々にもそうでない方にもこれからの行く末を見守って頂けると嬉しいです。これからも野田村と野田村の山葡萄を宜しくお願いします。

型番 7B0084-4
定価 2,400円(税込2,592円)
販売価格 2,400円(税込2,592円)
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